設計に関する本
“設計に関する本”といってもさまざまでいろんな種類のものがあります。
技術計算製作所のメインターゲットは“機械設計者”ですので、機械設計に関する本の例を挙げてみます。
- 設計そのものに関する本
- 機械要素に関する本(例えば、ねじ、歯車、ばねなど)
- 材料に関する本(例えば、鉄鋼、アルミ、プラスチックなど)
- 加工に関する本
- 材料力学/振動に関する本
- 熱/流体/トライボロジ―に関する本
- CAD/CAE/CFDに関する本
- デバイスに関する本(例えば、ファン、ポンプ、ブレーキなど)
- 製品に関する本(例えば、自動車、航空機、船など)
- などなど...
この中から、実用的でわかりやすい本を紹介していきたいと思います。
設計初心者向けの本
先ほどの例でわかるように、機械設計は多岐にわたります。
その中で、「設計をこれから始める」あるいは「設計しているけど今一つピンとこない」といった人にお勧めする本を紹介します。
機械設計を行う上で抑えておくべきポイントがあります。
それは「設計とはどういうものか全体像をつかむこと」、「設計する上で必要な材料と加工の知識を身に付けること」です。
“材料と加工の知識”が出てくるのは、機械を設計するわけですから、何かしらの材料を加工して物を作るためです。
(1)設計の全体像をつかむ
設計者として押さえておきたい根本的なところ
- 設計の意義
- 設計のプロセス
- 設計で決める内容
- 設計に不可欠な知識
について、わかりやすく説明されています。
少し分厚い本なので読むのに躊躇するかもしれませんが、読み進めれば時間もかからず、苦になることはないと思います。
(残念ながら私は旧版しか読んだことがないので、最新版でどれだけ現状に近づけられているかはわかりませんが、根本的な部分は変わらないはずです)
(2)材料と加工の知識を身に付ける
材料と加工に関する抑えておくべき基本的なポイントについて述べられているので、今まで「何の材料を選べばいいんだろう?」や「どうやって加工すればいいんだろう?」といった悩みも解決すると思います。