1.ビジネス

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
記入日 2013/5/15
ジャンル 社会科学系/ビジネス書
充実度 ★★★★★ 難易度 ★★★☆☆
お手軽度 ★★☆☆☆
おすすめ度 ★★★★★
コメント:

無料であることの意味、無料であることの必然性、無料であることの強み、 無料であることの価値・・・、 まさに市場における“無料”の位置づけについて 深く考察された、非常に優れた本です。

これからのビジネスモデルにはこういった方向性がある、 またすでにこのようなモデルを当たり前とする世代が生まれてきている、 ということを、様々な事例を用いて説明しています。

ハード依存(≒私のような昭和世代)の考え方から抜け出し、 新たな価値観を知る上で必須となる本だと思います。

“無料”とは、決して“無”理な“料”金ではなく、 戦略的に活用すれば有料としていたビジネスモデル以上の利益が得られることが 良くわかりました。

そこには、今までの試供品や、お試し期間、広告収入、 といった単純なものだけでなく、 昨今のウェブを活用した新たなビジネスモデルについても述べられており、 今後のビジネスモデル構築の参考になるものと思います。

我々も一応、無料をベースにビジネスモデルを構築しようとして、 コンテンツ充実化を図ってきましたが、 まだまだ戦略的に稚拙だな~、ということもこの本から学べました。

短期的かつ短絡的な利益の追求では、 もはや堅牢なビジネスモデルは構築できなくなってきているのでしょう。

なかなかのボリュームで読み応えがあり、かといって読み難さは全くなく、 話の展開としても優れた本だと思います。

これから起業しようとする人、なかなか収益を上げられない人などにとっては、 新たなビジネスモデル構築のためのヒントを与えてくれると思います。

是非一度読んでみてください。


<目次>

第1章 フリーの誕生

無料とは何か?

第2章 「フリー」入門

第3章 フリーの歴史

第4章 フリーの心理学

デジタル世界のフリー

第5章 安すぎて気にならない

第6章 「情報はフリーになりたがる」

第7章 フリーと競争する

第8章 非収益化

第9章 新しいメディアのビジネスモデル

無料経済とフリーの世界

第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?

第11章 ゼロの経済学

第12章 非貨幣経済

第13章 (ときには)ムダもいい

第14章 フリー・ワールド

第15章 潤沢さを想像する

第16章 「お金を払わなければ価値のあるものは手に入らない」

結び 経済危機とフリー

巻末付録1 無料のルール―潤沢さに根ざした思考法の10原則

巻末付録2 フリーミアムの戦術

巻末付録3 フリーを利用した50のビジネスモデル

統計学が最強の学問である
記入日 2013/5/28
ジャンル 社会科学系/ビジネス書
充実度 ★★★☆☆ 難易度 ★★★☆☆
お手軽度 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
コメント:

統計とは何か?どう使うべきか?について、 様々な事例を用いて解説してくれています。 数式がほとんど出てこないので、 数学が苦手な人にも読みやすい本になっています。

ただ、少し考え方に偏りがあるように見受けられるので、 各自の考えと照らし合わせながら、 必要な内容を抽出する必要があると思います。

この本では、日本人の統計に対する意識の低さが指摘されています。

確かに仕事をしていると、製造業に携わっているにも関わらず、 統計的な考え方が全くできていない人たちが大勢います。

製品開発において、その信頼性、品質保証を行うには、 必ず統計の力が必要になります。

また悲しいのは、測定精度について無知な実験者が多いことです。

比較のために取得した実験データについて、 そのデータの信頼度がどの程度かをまったく知らずに、 有意差があるとかないとか平気で言っている人たちがいます。

その有意差とはどの程度なのか?と聞くとグラフでみて差がないから...、 と唖然とするような回答が返ってきたりします。

日本のモノづくりは本当に大丈夫か?と心配になります。

さらに、機械系の開発で多く見受けられるのは、すべての事象に対して理論的な (この場合は主に力学的に)説明を求める人がいます。

残念ながら科学は未完であり、理論で説明できることはごく一部である、 という認識が不足しているようです。

理論だけでは語りつくせない事象については、統計学の力を借り、 要因と傾向分析を行うことで理論を補うのが一般的です。

それを、理論で説明できなければNG、と言ってしまえば、 その人は薬の一切を否定するのと同じになります。 そういう人たちは、薬を一切飲まないのでしょうか...?

他にもいろいろありますが、これ以上書くと 愚痴になってしまうのでこれぐらいにしておきます。

何にせよ、このような統計的な考え方が不足している人には ぜひこの本を読んでいただきたいと思います。

それだけでなく、統計学に興味はあるけどいきなり統計の専門書を読むのはハードルが高いな~、 と感じている人や、統計学全般をさらっと見渡したい、 概要と要点をつかみたい、という方には適当な本だと思います。


<目次>

第1章 なぜ統計学が最強の学問なのか?

第2章 サンプリングが情報コストを激減させる

第3章 誤差と因果関係が統計学のキモである

第4章 「ランダム化」という最強の武器

第5章 ランダム化できなかったらどうするか?

第6章 統計家たちの仁義なき戦い

終章 巨人の肩に立つ方法

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?
記入日 2013/6/10
ジャンル 社会科学系/ビジネス書
充実度 ★★☆☆☆ 難易度 ★★☆☆☆
お手軽度 ★★★★★
おすすめ度 ★★★☆☆
コメント:

この本はお金に関する本であって、タイトル通りの内容を期待するのはNGです。

ただし、お金に関する考え方についてはかなり共感できます。 (残念ながら考えは似ていても、方やお金を稼げ、 こちらはなかなかうまくいかず...)

お金に関する本といっても、単純にお金とは何か?をとくとくと語るものではなく、 お金よりも大事なものがあるはずですよ! と警鐘を鳴らしている本だと私は捉えました。

とはいえ、お金が大事ではない、というのではなく、 現実問題として資本主義社会にいる以上お金を稼ぐ必要があって、 それにはどうすればよいか?というところの本質的なところを述べています。

残念ながら、それほど目新しい内容ではないのですが、 本質的な内容に迫れば行き着くところは同じになるので いたし方ありません。ただ、著者によってその表現の仕方がいろいろあるので、 そのとっかかりとしてこの本のタイトルを使ったのだと思います。 確かに目を引くタイトルだと思います。

お金とはそもそも、物物交換をより効率的に行うために、 価値と信用を定量化したものであったのが、 いつしかお金そのものが絶対的な価値を持ってしまっていて、 今の資本主義はお金至上主義になってしまっている、 と考えられます。ですが、人にとって本当に大事なのはお金の価値ではなく、 お金から得られるもっと別のもの (物や情報、その背景にあるストーリーなど)のはずです。

私たちが作り出すべきものは価値であり、守るべきは信用である、 それらができていれば後からお金はついてくる、 と著者は説いています。 全くその通りだと思います。

こういった本の捉え方は、人それぞれ千差万別あると思いますが、 読み切るのに2~3時間あれば十分ですので、 新幹線の中など、暇つぶしに読んでみてはいかがでしょう?

さいごに、繰り返しになりますが、本のタイトルと内容はほとんど結びつきませんので、 本当にタイトル通りの内容を知りたければ、この本を買うのはNGです (タイトルはもっと別のものにしないと問題があるように思えるけどな^)。


<目次>

序章 お金とは何か?

1.ハゲタカが跋扈し、お金でお金が殖えた時代

2.自分の価値をお金に換える覚悟と難しさ

3.企業や個人が国家に代わってお金を作る世界へ

4.お金を媒介とせず、モノや価値を直接交換できる環境の広がり

5.信用でつながる新たなコミュニティづくり:資本より信用を貯めよう

付録 お金について見につけたい3つの習慣

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