2.力学・解析力学

力学 (増訂第3版) ランダウ=リフシッツ理論物理学教程
記入日 2013/4/15
ジャンル 自然科学系/力学・解析力学
充実度 ★★★★★ 難易度 ★★★★☆
お手軽度 ★★☆☆☆
おすすめ度 ★★★★★
コメント:

他の力学の書籍とは一線を画す展開となっており、 非常に興味を持って読み進めることができます。

ただし、あまり読みやすい本ではありません。

正直、著者にとっては当たり前のことでも、 凡人には理解しがたい部分がところどころ見受けられ、 その部分を理解するのにものすごい労力を必要とします。

また、ニュートン力学と解析力学を区別することなく話が展開されること、 数学的な表記にいささか慣れが必要なことなどから、 いきなりこの本から力学を勉強してもなかなか取っつき難いものがあります。

ですが、“本質をついた説明”という点で、 非常にわかりやすい本だと断言できます。


一般的な力学の書籍は慣性の法則をもとに展開されますが、 この本では最小作用の原理によって展開されます。

「様々な物理現象は極値を選ぶ」という観点から、 最小作用の原理をベースにしているのだと思うのですが...。 統計物理学も同様なスタイルをとっているように思います。

物理学全体を見渡し、その上でより公理的な立場をとって話を 展開していくスタイルに感銘を受けています。

なかなかこのようなスタイルで語られる物理の書籍はないので、 力学だけでなく他の書籍もそろえて読みたいところです。

(残念ながら、新書で手に入るのは、力学、場の古典論、統計物理学(上)(下)だけです。 あとは英語版の輸入本なら全シリーズ入手可能です。 例えば、 Mechanics, Third Edition: Volume 1 (Course of Theoretical Physics) )。


この理論物理学教程シリーズの中では、力学は比較的読みやすい本だと思います。

また、解析力学の教科書として位置付けても十分役立つ本です (というか、解析力学を活用した話の進め方なので当然と言えば当然ですが)。

初版が1958年と非常に古い本ではありますが、本質に迫る重要さ、 力学の面白さを教えてくれる非常に優れた本だと思います。

物理学が好きな方、力学が得意な方、今まで解析力学の意味がよくわからなかった方 にはお勧めする書籍です。


<目次>

第1章 運動方程式

第2章 保存法則

第3章 運動方程式の積分

第4章 粒子の衝突

第5章 微小振動

第6章 剛体の運動

第7章 正準方程式

単位が取れる解析力学ノート (単位が取れるシリーズ)
記入日 2013/4/8
ジャンル 自然科学系/力学・解析力学
充実度 ★★☆☆☆ 難易度 ★★☆☆☆
お手軽度 ★★★★★
おすすめ度 ★★★★★
コメント:

解析力学が苦手だったため、とにかくわかりやすく、とっかかりをつかめる本を、 ということで購入しました。

私にとっては大当たりの本でした。

解析力学の必要性とその扱い方を、非常に丁寧かつ直感的に分かりやすく説明されています。

例えば、最小作用の原理と慣性の法則が等価であることや、 ラグランジアン=“運動エネルギー”-“ポテンシャルエネルギー” であることの意味を直感的にわかりやすく解説しています。

解析力学が苦手な人や初学者にはぜひとも読んでほしい本です。

私が知る限り、最高の入門書です。


また、解析力学は工学においても重要な役割を担います。 特に機構解析(マルチボディダイナミクス)においてその威力を発揮します。 機構部品の運動にまつわる軌跡や拘束点反力の計算、 あるいは系に与えた負荷からその運動を計算するのに活用されています。

解析力学に必要以上に深入りせずに十分な知識を身に付けるのにも適した本です。


ただ、やはり入門書というだけあって力学を専門的に学ぶには、別の本 (例えばランダウの理論物理学教程・力学、山内恭彦・一般力学、山本義隆他・解析力学など) が必要になります。特に前二冊については、本書を一度通読しておくと、 それほど苦労せずに読めるようになると思います。

別に単位うんぬんではなく、技術者の方にも有用な本であり、お勧めします。


<目次>

講義01 解析力学とは何か

講義02 仮想仕事の原理

講義03 ダランベールの原理

講義04 最小作用の原理

講義05 ハミルトンの原理

講義06 ラグランジュの方程式

講義07 ラグランジュの方程式の使い方

講義08 ハミルトンの正準方程式

講義09 位相空間

講義10 正準変換

講義11 ポアソン括弧

講義12 無限小変換

付録  やさしい数学の手引き

力学 (物理入門コース1)
記入日 2014/3/22
ジャンル 自然科学系/力学・解析力学
充実度 ★★★☆☆ 難易度 ★☆☆☆☆
お手軽度 ★★★★★
おすすめ度 ★★★★☆
コメント:

物理入門コースだけあって、中身は非常にシンプルかつ分かりやすく書かれています。 力学の専門書と高校物理の受験参考書の間ぐらいのレベルといったところでしょうか。 簡単な微積分や行列計算の知識は必要ですが、 数学的な記述は簡単ですのでそれほど抵抗感なく読めると思います。 力学の基本を丁寧に学びたい方、理系だけど力学が苦手、という方にはちょうど良い本です。

力学はものづくりにおいて非常に重要な役割を担っていますので、 その基本をしっかり確立するには好都合な本だと思います。

ただし、実際のものづくりで出てくる難解雑な現象には、 この本だけではなかなか対応できません。 その場合は 理論物理学教程「力学」等が必要になります。


<目次>

1 運動

2 運動の法則

3 運動とエネルギー

4 惑星の運動と中心力

5 角運動量

6 質点系の力学

7 剛体の簡単な運動

8 相対運動

さらに勉強するために

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